居宅介護支援について
居宅介護支援は、ケアマネジャーが、利用者の心身の状況や置かれている環境に応じた介護サービスを利用するためのケアプランを作成し、そのプランに基づいて適切なサービスが提供されるよう、事業者や関係機関との連絡・調整を行います。また、既存の介護サービスだけでなく、介護保険外のサービス、ボランティアや社会資源なども活用しております。在宅介護を行っていると、様々な不安や悩みを抱くことがあると思います。そういった不安や悩みは一人で抱え込まずに、居宅介護支援を通してケアマネジャーに相談されることをおすすめいたします。
ケアプランについて
ケアプランは、一人ひとりの利用者がどのような介護サービスを受ければ、その人なりの自立した生活が送れるようになるのかを考えて、介護サービスを組み合わせた計画書のことです。在宅介護の場合も施設介護の場合も、要支援または要介護の認定を受けると、介護保険を使ったサービスを利用することができます。介護保険によるサービスを受けるためには、ケアマネジャーが作成するケアプランが必要です。
ケアプラン作成の流れ
・STEP①アセスメント
ケアマネジャーが利用者宅を訪問し、利用者の心身の状況や生活環境などを把握し、課題を分析します。
・STEP②話し合い
ケアマネジャーと利用者・家族・サービス提供事業者で、利用者の自立支援に資するサービスの検討を行います。
・STEP③ケアプラン作成
課題や話し合いを基に、ケアマネジャーと一緒に利用するサービスの種類や回数を決め、サービス利用の手続きを行います。
・介護サービスの利用スタート
サービス事業所と契約し、ケアプランに基づいてサービス利用がスタートします。
介護保険で自己負担ゼロ!
通常、介護保険サービスの利用料金は、所得に応じて1~3割が自己負担となりますが、居宅介護支援は介護保険から全額給付されるため、自己負担はゼロとなります。担当のケアマネジャーにケアプランの作成やサービスの調整を依頼しても、これらの利用料金を請求されることはありませんので安心してご利用ください。